Wednesday, December 29, 2010

Luz湘南辻堂の自転車インフラと新しい街作り



先日、我々の家からさほど遠くない辻堂駅の北口にLuz湘南辻堂というショッピングビルが新しくオープンしたので見に行ってみました。ここは辻堂駅北口にあった工場跡地を再開発する湘南C-X(シークロス)というプロジェクトの一部で、他の部分はオープンするのはまだ先みたいですがLuz湘南辻堂だけは今月オープンした様です。

最初に建物の横に有料駐輪場と書いてあるのが見えたのですが有料は嫌だと思って建物の反対側に廻ったら自転車が何十台か停めてある所があったのでそこに僕も停めようとしました。でもなにやら張り紙がしてあって放置自転車だとか撤去だとかいう言葉が目に入りました。どうしたもんだろうとその場で立っていたら警備員らしき方が来てここに自転車を停めると撤去されるので反対側の駐輪場に停めるといい、と言われました。どうやらさっき見た有料駐輪場は3時間までは無料だそうです。そんなに長居する気はなかったのでその駐輪場に行く事にしました。

駐輪場の入り口に着くとそこにも警備員というか係の方が2人いました。駐輪場に入るのにまずチケットをボタンを押して取りそれを入り口の横の装置に入れるとゲートが開きました。そしてそこからちょっと行って角を曲がると又係の方がいてそこにあるエレベーターで地下に降りて下さいと言われました。

elevator to bike parking

エレベーターに乗ったのですが2人と自転車2台でいっぱいです。もうちょっと大きめのビーチクルーザーとかだと2台収まりきらないかも知れない狭さでした。とりあえず地下にある駐輪場で自転車を停めて歩いて駐車場を通り抜けたらようやく店内に入れました。

Luz湘南辻堂の中には時々行ってもいいお店もありましたが自転車で来るには面倒すぎると思ってしまいました。建物の廻りに結構自転車を停められる空間はあるのですがこのビルはあえてそれをしないという選択をしたみたいです。考えられるのは自転車が邪魔、景観を乱す、放置自転車問題とかでしょうか?時間限定の駐輪システムって言うんでしょうか、2、3時間以上になると前輪がロックされてお金を支払うと解除されるっていう、あれなんかいいんじゃないかと思いますけど。それか地下駐輪場がありとしてもそこに入るまでが手間がかかりすぎだと思います。入り口もチケットを受け取る時にゲートが開けばいいんじゃないでしょうか?そしてエレベーターは無しでしょう。なんで車はそのまま走って入れるのに自転車はわざわざエレベーターを待って乗って降りないといけないのかわからないです。建物を設計する際にそこまで考えてなくてあとから必要とわかって無理やりエレベーターをつけたんじゃないかって思えてしまいます。なんとなく全体的に自転車で来る客は優遇されてないという気がします。客の割合のどれだけが自転車で来るのか分からないですけど僕みたいに一度は行ってみたものの自転車を停めるのが面倒で又行く気にはならないっていう人も他にもいるのではないでしょうか?近くに似たようなショッピングセンターは他にもあるのでここに行かないといけないっていう理由もないですし。

Tsujido bronze figure
(辻堂駅南口から近くにある自転車に乗る女性の銅像。誰が設置したのか知らないけど辻堂はこんな人が似合う街ですよ、と主張したい人がいるのでしょう。)

辻堂は一応、藤沢市の一部ですけどすぐ西隣りが茅ヶ崎です。茅ヶ崎は市としてちがさき自転車プランという取り組みをしている街ですけどすぐ隣りの辻堂もそれにならってもう少し自転車を考慮した街作りをしてほしいなと思います。

以前、このLuz湘南辻堂の周りの湘南C-Xの再開発地を自転車で走ってみたのですがここに出来た新しい道にもこれといって特に自転車に配慮している印象は受けませんでした。古い道に自転車レーン等のインフラを配置するのは困難であってもゼロから作る新しい道ならそれはもっと簡単にできるのではないかと思います。まあ元々ここの再開発を行なうにあたって自転車の事は特に誰も考えもしなかったのかも知れないですけど。こういった新しい街作りをする時こそどこにでもある車がビュービュー走って歩行者や自転車に乗る人達が落ちつけない街でなくもっと人間味のある魅力的な街を作るチャンスじゃないかと思うのですが。

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